このページでは飛鳥時代(592-710年)のものをピックアップ。
草薙剣盗難事件
668年、新羅の僧・道行が、清雪門より侵入し、草薙剣を盗み、新羅に向かったが、その途中で風雨が荒れ、迷って帰ってきたという伝承です。清雪門
道行が侵入した清雪門は、それ以来、不開門(あかずのもん)」と呼ばれ、閉ざされたままとなっているとのことです。当時、新羅は、倭の同盟国だった百済を攻めようとしていた、という背景が指摘されます。
法海寺
道行はその後、赦免され、天智天皇の病の際に祈祷を行い効能を示したことで、その功績により知多市で法海寺を開いたとされます。法海寺も非常に古いお寺です。場所
清雪門:熱田神宮境内法海寺:知多市八幡平井
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酔笑人神事(オホホ祭り)
道行から取り戻された草薙剣は、一時、天武天皇のもとにありました。天武天皇が病気になったとき、草薙の剣の祟りという占い結果がでたため、即日熱田神宮に返還されました。草薙剣が戻ったことを喜ぶ祭りが、酔笑人神事(えようどしんじ)、別名「オホホ祭り」と呼ばれます。五月四日の夜、境内の灯を消し、境内の四ヶ所で「オホホ」と笑う珍しい祭りです。
場所
熱田神宮境内