投稿日:2015年06月07日

異色の名古屋ガイド本

「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」は、名古屋を紹介しているガイド本を選ぶとしたら、この本は外せないかもしれない、という一冊です。少なくとも村上春樹に多少なりとも興味がある方にとっては、ですが。

独創的な名古屋の分析

500ページの分量の中で、名古屋のパートは120ページほどですが、十分楽しめました。村上春樹による、独創的な名古屋の分析は、名古屋人の自分でも、なるほど、とうなずかされます。

多崎つくるとの関連

また、最近の長編作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」への影響も、本書の中に見て取れます。例えば、名古屋は「コナン・ドイルの『失われた世界』みたい」だと、作中人物にも言わせていますが、同じことが、本書にもかかれています。本書が出ることには、すでに名古屋を舞台にした小説の構想があったのかもしれません。

書籍情報

【詳細】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
著者:村上 春樹
ハードカバー: 376ページ
出版社: 文藝春秋 (2008/5/9)

名物喫茶「マウンテン」も

ところで、東京するめクラブの隊員は、あの名物喫茶の「マウンテン」にも挑戦したようです。村上春樹と「マウンテン」という取り合わせは斬新です。ちなみに、管理人も「マウンテン」には一度行ったことがあります。かなりびっくりしました。大学生くらいの方なら、一度挑戦してみると、話のネタになるかも?

名古屋めしブームの発端?

現在は、全国的に名古屋めしや名古屋グルメが有名になっていますが、東京するめクラブの隊員たちが取材に行った頃は、現在ほどは全国的な情報発信がされていなかった、とのこと。したがって、本書が出版された頃と比べると、それほど内容的に驚くようなことはないかもしれません。名古屋めしブームの発端が、この「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」にあったかもしれません。
posted by nagoyasanpo at 19:18 | Comment(0) | 文化
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